カディンチェラ!フェアトレードショップコブル1周年!を終えて
9月23日、まちなか交流プラザCHATにて「カディンチェラ!フェアトレードショップコブル1周年!」と題して「タシデレ!祈りはブータンの空に」上映会&ワークショップを行いました。
当日は20名以上の方にお越しいただきました。ありがとうございます。
店主はブータンの民族衣装である「ゴ」を来てみなさんをお出迎えさせていただきました。
昨年の今頃、オープニングイベントをした時のことを考えると、本当に多くの方にお越しいただき、少しずつでも地域でフェアトレードが広がっていると思うと嬉しいです。今後もフェアトレードをより多くの方に知っていただく活動を続けていきたいと思います。

バリスタがサイフォンで抽出するフェアトレードの自家焙煎コーヒーに興味津々のワークショップチーム。
ワークショップ「豊かさと開発」で理想の社会を考える
上映をする前に、開発教育協会DEARの教材である「豊かさと開発」を使って豊かな社会にとって大切なことをみんなで考えました。
参加された方からは
「環境は大事だよね」「教育は大事だよね」「自分の自由な時間も大事だよね」「地球のことをいわれてもピンとこないよね」「私にとっては地域のこと、自分の身近なことの方が大切」「地域で居場所があるといいよね」などなど様々な意見がでました。
その後「栃木のこどもたちにとって、豊かな社会には何が大切か」「紛争地帯にいる人にとって、豊かな社会には何が大切か」など、自分以外の人になりきって考えます。すると自分が社会にとって大切と思うことと、立場が違う他人が思う社会にとって大切なことは違うことがわかります。
豊かさとは、しあわせとはこれまでの人生での経験、性別、環境、年齢など様々な要因でみんな違うということがわかりました。

ワークショップのはじめはアイスブレークから。みんなの共通点を探しました。
「タシデレ!祈りはブータンの空に」を鑑賞して、しあわせを考える
後半は店主が昨年行ったブータンで見聞きした、そこに住む人のことや国の仕組み、仏教のことなどを少しお話しさせていただき、上映を実施。
「外のしあわせ、内のしあわせ」「心の躾」など心に残るワードがいくつも出てきました。
また「しあわせ」とは何なのかを考えていくと、農薬の問題や伝統文化の継承、消費主義などの話が自然とでてくるのも印象的でした。

上映会にはたくさんの方にお集まり頂きました。
結局、しあわせって?
月並みですが人それぞれということでしょうか。
「人によって違う」「他人と比べない」「社会の常識と比べない」とか、そもそもしあわせな生活を送るにはすべての土台となる「地球」自体が元気なのがいいねとか。
そこには自分以外の誰か、何かを思う気持ちがあるのではないでしょうか。
会ったことのある人、見たことのあるものだけでなく、会ったことのない人、見たことのないものへも思いを馳せる。その配慮がしあわせなのかもしれませんね。
フェアトレードって、そんな会ったことのない人、見たことのないものへの配慮を買い物という普段の行動で形にしていく、しあわせの元なんだと思います。
今後も上映会やワークショップなどなど様々な企画を通してフェアトレードを知ってもらったり、自分のライフスタイルについて考えてもらう機会を提供できればと思います。
さあ、次の一年もマイペースで楽しく進んでいきます!ぜひ応援をよろしくお願いします。
タグ: